【映画ボヘミアン・ラプソディ】ライブ・エイドでのQUEENの演奏曲と和訳について解説します。
※こちらの記事は映画「ボヘミアン・ラプソディ」に関するネタバレを一部含みます。
2018年11月に日本で公開され爆発的なヒットを記録した映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
往年のクイーンファン達はスクリーンから流れるヒット曲の数々を懐かしみ、
若い人たちは伝説のバンド「QUEEN」を知る良いきっかけになったんじゃないでしょうか。
先日行われた2019年アカデミー賞では、この映画でフレディ・マーキュリー役を
演じたラミ・マレックさんが見事主演男優賞を受賞しました。
フレディの細かなクセや、動きまで追求したまさにハマり役でしたね。
ちなみにラミ・マレックさん、ベースのジョン役のジョセフ・マゼロさんとは
「ザ・パシフィック」という長編戦争ドラマで共演しています。
その時はラミさんは脇役(といっても出演シーンも多い重要人物)、
ジョセフ・マゼロさんは主役という今回とは逆の立ち位置でした。
興味がある方はこちらも是非見てみてください。
話を戻しまして。
こちらの記事では映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも終盤を飾る重要なシーンであり、
実際に1985年に催行された「ライブ・エイド」というチャリティー・コンサートと、その中で
演奏されたクイーンの曲の和訳歌詞についてご紹介させていただきます。
ライブ・エイドとは
イギリスの会場、ウェンブリースタジアムに詰めかけた満員の観衆達
ライブ・エイドは「ブームタウン・ラッツ」のボーカリストであるボブ・ゲルドフが
発起人として企画・開催された大規模なチャリティー・コンサートです。
「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を主な目的として、多くの著名アーティストが参加。
1985年7月13日にイギリスのウェンブリースタジアムとアメリカのJFKスタジアムの2会場で行われました。
チケットはわずか数分で完売し、双方合わせて約20万人もの聴衆が訪れたというのだからいかに注目度の高いイベントだったかがわかります。
ウェンブリースタジアムではイギリスのミュージシャンが、
JFKスタジアムではアメリカのミュージシャンがそれぞれ集い、会場に集まった満員の観衆を沸かせました。
日本ではフジテレビが放映権を獲得し、逸見政孝さんと南こうせつさん司会の特別番組『THE 地球CONCERT LIVE AID』として放送されました。
この時の進行や演出のは現場のライブの流れを一切無視したものとして批判を集めたそうです。
主な参加アーティスト
このライブ・エイドには下記の錚々たるメンバーが参加しています。
どれも当時のヒットチャートを賑わせるスターばかりですね。
ウェンブリー・スタジアム(イギリス会場)
・エルヴィス・コステロ
・スティング(ポリス)
・クイーン
・U2
・デヴィッド・ボウイ
・エルトン・ジョン
・ワム!
・ポール・マッカートニー
JFKスタジアム(アメリカ会場)
・ブラック・サバス
・ビーチボーイズ
・ケニー・ロギンス
・カーズ
・デュラン・デュラン
・ミック・ジャガー
・ライオネル・リッチー
日本からも、ラウドネス、オフコース、矢沢永吉、佐野元春の4組がVTR参加しました。
ライブ・エイドでのQUEENの演奏について
クイーンは、公演のセットリストの35番目のアーティストとして登場します。
<出典:ライブエイドプレイリスト>
チャリティー当時の1985年、既にクイーンの人気は全盛期からはほど遠く、
レコード売り上げも最盛期の半分程だったといいます。
そんな「過去のバンド」になりかけていた最中、ライブ・エイドに参加し、全アーティスト中最多の6曲を披露。
その圧巻のパフォーマンスは全プログラム中一番の盛り上がりを見せ、他のアーティスト達も称賛したそうです。
そんなライブパフォーマンスの様子をノン・カットで確認できます。
こちらの動画をどうぞ。
QUEENのセットリスト
QUEENはライブ・エイドにて下記の6曲を演奏しました。
21分間に及ぶのパフォーマンスで会場の盛り上がりは最高潮に達し、
QUEENはまだまだ健在だということを強く印象付けました。
①Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)
②Radio GAGA(Radio GAGA)
③Hammer To Fall(ハンマーフォール)
④razy Little Thing Called Love(愛という名の欲望)
⑤We Will Rock You(ウィ・ーウィル・ロック・ユー)
⑥We Are The Champions(伝説のチャンピオン)
それぞれの曲の和訳は下記になります。
先ほどの映像と併せてにお楽しみください。
①Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)
動画の00:40秒~から
言わずと知れたQUEEN初期の代表曲です。
映画のタイトルにもなっており、この曲の制作の裏側が
劇中でも細かく描写されています。
この曲の和訳はこちらの記事にてご紹介しています。(別ウインドウで開きます。)
②Radio GAGA(Radio GAGA)
動画の02:50秒~から
ドラムのロジャー・テイラー作のQUEEN中期のヒット曲です。
アメリカの人気歌手Lady GaGaのアーティスト名の由来ともなった曲として知られています。
この曲の和訳はこちらの記事にてご紹介しています。(別ウインドウで開きます。)
③Hammer To Fall(ハンマーフォール)
動画の07:40秒~から
こちらはギターのブライアンメイ作の中期のヒット曲。
ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツⅡ」にも収録されています。
この曲の和訳はこちらの記事にてご紹介しています。(別ウインドウで開きます。)
④razy Little Thing Called Love(愛という名の欲望)
動画の12:05秒~から
こちらは、珍しいギターを弾くフレディが見られる一曲。
QUEENには珍しいロカビリー調のシンプルなギターソングです。
エルビス・プレスリーへのオマージュとされています。
この曲の和訳はこちらの記事にてご紹介しています。(別ウインドウで開きます。)
⑤We Will Rock You(ウィ・ーウィル・ロック・ユー)
動画の16:00秒~から
こちらもQUEENの楽曲の中でも人気の高い曲です。
映画の中でもこの曲がうまれるきっかけとなったスタジオでの
やり取りが描かれています。この規模のライブとなるとオーディエンス
との一体感が半端ないですね。これは体験してみたかった。
この曲の和訳はこちらの記事にてご紹介しています。(別ウインドウで開きます。)
⑥We Are The Champions(伝説のチャンピオン)
動画の17:22秒~から
ライブ・エイドでのトリを飾るQUEEN初期の代表曲です。
サッカーやラグビーの国際大会など、大きなスポーツイベントでも歌われます。
観衆も一体となったサビの大合唱の様子は鳥肌の一言です。
映画では、これまでのフレディの様々な苦悩や葛藤がこの歌詞に集約され、
涙腺大爆発必至の感動を呼び起こします。
この曲の和訳はこちらの記事にてご紹介しています。(別ウインドウで開きます。)