2019/06/23 (日) My Chemical Romance – Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)(2010)
MY CHEMICAL ROMANCE エモ・ロック 2010s前書き
2010年発売の4thアルバム「Danger Days: The True Lives Of The Fabulous Killjoys」
からのリードシングルです。「Danger Days」は「ブラック・パレード」での「黒」と「死」を全面に押し出した
作風から180度方向転換し、カラフルでポップなダンスミュージック色が強い作品になっています。
ジェラルドの髪色も含めて、この大幅な路線変更には私を含め多くのファンが驚いたでしょう。
プロモーションビデオは映画のようなストーリー仕立てになっています。
荒廃した世界の都市「バッテリー・シティ」が舞台となっており、巨大企業「Better Living Industries」
とバンドメンバー扮するギャング集団「Killjoys」の対決が描かれています。最終的に「Killjoys」は対決に敗れ、
「Better Living Industries」のボスであるコルスは「Keep Running(走り続けろ)」と言い残してミサイルキッド
を連れ去っていってしまいます。
最後の敵味方が交錯するシーンは「Im Not OKay」終盤の対決シーンとよく似ていますね。
セルフオマージュでしょうか。
続きがとても気になりますが、
その後のストーリーは「Sing」のビデオにて描かれています。
尚、「Better Living Industries」のコルスはコミック作家のグラント・モリソン氏が演じています。
最初どこかの役者さんかと思いましたが、作家さんだったとは。悪役の狂気感が存分に発揮されており
まさにはまり役ですね。
歌詞と和訳
Drugs, gimme drugs, gimme drugs
ドラッグをくれよ!ドラッグをくれよ!
I don't need it, but I'll sell what you got
俺には必要ない、
けどお前のものを売り渡したいだけさ
Take the cash and I'll keep it
現金に換るのさ、
おっと金はやらねえ
Eight legs to the wall
壁に忍び寄る八本足
※1 Hit the gas, kill them all
アクセス全開だ!全員やっちまえ!
And we crawl, and we crawl, and we crawl
俺たちは這って、這って、這って進むのさ
You be my detonator
君は俺の起爆装置さ
Love, gimme love, gimme love
愛をくれよ、愛をくれ!
I don't need it, but I'll take what I want from your heart
俺には必要ない
でもお前のハートからそれを奪ってやるさ
And I'll keep it in a bag, in a box
そしてバッグの中の箱につめるんだ
Put an X on the floor
床に「×」印をつけるのさ
Gimme more, gimme more, gimme more
もっとくれよもっともっと
Shut up and sing it with me
黙れ!
さあ俺と一緒に歌んだ!
(na, na, na...)
(ナナナナナナナ)
From mall security
ショッピングモールの警備員から
To every enemy
全ての敵まで
We're ※2 on your property
お前の敷地の中で
Standing in V formation
V字フォーメーションで
準備万端さ
(na, na, na...)
(ナナナナナナナ)
Let's blow an artery
さあ、動脈を吹き飛ばせ!
Eat plastic surgery
形成外科を食っちまえ
Keep your apology
お前の詫びなんかいらないから
Give us more detonation
俺たちにもっと大爆発をくれよ
(More! Gimme more! Gimme more!)
(もっとくれよ!もっともっと!)
Oh, let me tell you 'bout the sad man
おう、俺に話させてくれよ「悲しい男の話」をさ
Shut up and let me see your jazz hands
黙ってジャズハンド(両手をひらひらするポーズ)を見せてくれよ
Remember when you were a madman
お前が狂人だったことを忘れたのか?
Thought you was Batman
バットマンだと信じ込んで
And hit the party with a gas can
ガス缶でパーティをぶっ壊したよな
Kiss me you animal
けだものめ!俺にキスしろ!
(na, na, na...)
(ナナナナナナナ)
You ※3 run the company
お前は会社を経営しては
Fuck like a Kennedy
ケネディのようにファックする
I think we'd rather be
俺たちはそうするべきだ
Burning your information
お前の情報なんか燃やしてしまえ
(na, na, na...)
(ナナナナナナナ)
Let's blow an artery
さあ、動脈を吹き飛ばせ!
Eat plastic surgery
形成外科を食っちまえ
Keep your apology
お前の詫びなんかいらないから
Give us more detonation
俺たちにもっと大爆発をくれよ
And right here
まさにここで
Right now
まさに今
All the way in Battery City
バッテリーシティのあちこちで
The little children
小さな子供たちが
Raise their open filthy palms
汚れた掌を高くかかげている
Like tiny daggers up to heaven
天国にむかって細い短剣を指すかのように
And all the juvee halls
そして全ての少年院が
And the Ritalin rats
リタリン漬けのネズミ共が
Ask angels made from neon
ネオンで作られた天使をもとめて
And fucking garbage
そしてクソみたいな掃きだめで
Scream out, "What will save us?"
叫ぶのさ「何が俺たちを救ってくれる?」
And the sky opened up
そして空が開けていく
Everybody wants to change the world
誰しもが世界を変えたい
Everybody wants to change the world
誰しもが世界を変えたい
But no one, no one wants to die
でも、誰も死にたくはないのさ
Wanna try, wanna try, wanna try
やってみろよ、やってみろ
Wanna try, wanna try, now
やってみろよ、やってみろ、さあ!
I'll be your detonator
俺が爆発させてやるよ
(na, na, na...)
(ナナナナナナナ)
Make no apology
謝ったりするなよ
It's death or victory
勝つか死ぬかなんだ
On my authority
俺の力で
Crash and burn
ぶっ壊して、燃やし尽くしてやるのさ
Young and loaded
若さとエネルギーはフル充填さ
Drop like a bullet shell
薬きょうみたいにただ落ちて
Dress like a sleeper cell
テロ組織みたいな身なりをして
I'd rather go to hell
地獄におちたほうがいいな
Than be in purgatory
煉獄で焼かれるなら
Cut my hair
髪を整えて
Gag and bore me
ギャグで退屈させてくれよ
Pull this pin
ピンを抜いて
Let this world explode
この世界を吹き飛ばしてやろう
洋楽歌詞から見る英会話の用例
※1 Hit the gas
=アクセルを踏む、スピードを出す
※2 on one's property
=~の敷地内、~の領地内
※3 run the company
=会社を経営する